調光レンズとは?偏光レンズやサングラスとの違いや色選びを解説

目次

普段からメガネを愛用している方、「調光レンズ」という言葉を耳にしたことはありますか?
「聞いたことはあるけど、どんなものかよく知らない」「実物は見たことがない」という方も多いのではないでしょうか。

サングラスに使われる調光レンズは「偏光レンズ」に少し似ていますが、少し特殊な性質を持ったものです。
他のレンズとの違いも含めて、調光レンズについて詳しくご紹介していきます。

調光レンズとは?

「調光レンズ」は、紫外線量や温度に反応して色が変わるレンズのことです。
強い光を浴びると濃い色になり、室内などに入ると薄い色になるため、明るさに合わせてサングラスをかけたり外したりする労力が要らなくなります。

調光レンズの仕組み

調光レンズは材料であるガラスやプラスチックに、ハロゲン元素などの感光物質を練りこんだりコーティングしたりして作られています。

現在は、プラスチック製のレンズに感光物質が入ったコーティングを施しているものがほとんどです。感光物質は紫外線を当てたり温度が上がったりすると変質し、色が変わるという性質を持っています。
そのため、日差しの強いところではレンズの色が暗くなって眩しさを抑え、室内などでは色が薄くなって明るい視界を保つことができるのです。

しかし、この仕組みは永久的ではなく、使い続けるうちに成分が劣化し、色の変化が少なくなっていきます。色の変化や戻りが遅くなったり、中間くらいの色から変化しなくなったら、調光レンズの寿命のサインです。
使用頻度にもよりますが、調光レンズの寿命はだいたい3~4年と言われています。

偏光レンズ・サングラスとの違い

サングラスのレンズは、調光レンズの他に「UVカットレンズ」「偏光レンズ」というものが主流です。
UVカットレンズとは、その名の通り紫外線をカットする効果があるレンズのこと。紫外線から目を保護し、視力の低下や眼病、日焼けを防ぐ役割があります。
サングラスは基本的に全てUVカット加工のレンズを使っているので、調光レンズもUVカット機能がついているものがほとんどです。

一方で偏光レンズは、調光レンズとは違った機能を持っています。
偏光レンズは、ヨウ素が含まれたコーティングやフィルムを使用したレンズのことです。ヨウ素には直射光だけではなく反射光を吸収する働きがあり、地面からの照り返しや水面のギラつきなどをカットします。
特に日差しが強い季節や、スポーツ・アウトドアシーンにおすすめのレンズです。

そんな偏光レンズについて詳しく知りたい方は、「偏光レンズとは?使うシーンや購入時の注意点を解説!」もチェックしてみてください。

調光レンズのメリット

調光レンズのメリット

不思議な仕組みの調光レンズは、日常のどのようなシーンで役立つのでしょうか。
調光レンズが持つ、様々なメリットについて解説していきます。

紫外線をカットして目に優しい

肌の日焼けを気にする人は多いですが、目の紫外線ケアどうでしょうか?
紫外線は目にもダメージを与え、角膜炎や白内障、視力の低下などの原因となります。
紫外線の量に応じて色が変わる調光レンズは、目の紫外線ダメージを防いで守る、目に優しいレンズなのです。

メガネとサングラスを使い分ける必要がない

調光レンズは紫外線に反応して色がつくため、紫外線の当たらない室内ではほぼ透明に見えます。
室内で色のついたサングラスをかけていると違和感がありますが、調光レンズのサングラスならかけっぱなしでもOK。シチュエーションによって使い分ける必要がないので、手間と荷物が減らせます。

また、1日中外で過ごす場合や天候が変わりやすい日でも、明るさに応じてレンズの色が変化するため快適に過ごせます。

プラスチック製なら割れる心配もない

最初に開発された調光レンズの素材は、ガラスに感光成分を練りこんだものでした。
ガラスの調光レンズは割れやすく、取り扱いに注意が必要なのがネックです。

しかし現在では、プラスチックに感光成分を含んだコーティングがされているものが主流になっています。
軽くて割れにくく、色の変化も早いので、調光レンズは昔よりも大幅に便利になっているのです。

調光レンズの色選び

調光レンズの色選び

調光レンズは、様々なカラーのものがあります。
見た目が違うだけではなく、色によって機能が違うので、用途に合わせたカラーのレンズを選びましょう。

グレー系

グレー系の調光レンズは、色の印象をほとんど変えないまま、明るさだけを抑えることができます。
そのため、普段使いやドライブ・レジャーなど、景色を楽しみたいシーンにおすすめ。
また、色味自体が落ち着いた印象なので、性別や年齢、合わせる服を選ばないのもポイントです。

オレンジ・ブラウン系

オレンジ・ブラウン系のレンズは、眩しさを抑えるのに加え、視界のコントラストをはっきりさせる効果があります。
そのため、曇りの日や雨の日、ゴルフなどのフィールドスポーツにぴったり。
オレンジ系のレンズは視界を明るく見せてくれるので、夕方以降の使用にもおすすめです。

ただし、激しいコントラストを見続けると目が疲れてしまうので、長時間の使用にはあまり向いていません。

パープル・ブルー系

パープル・ブルー系のレンズは、暖色系の光をカットしてコントラストを下げます。
そのため長時間かけていても疲れにくく、普段使いやリラックスしたいシーンにおすすめ。

反面、物の陰影が見えにくいので、釣りやマリンスポーツ、球技などにはあまり向いていないカラーと言えます。

調光レンズの注意点

調光レンズの注意点

便利な調光レンズですが、デメリットもあります。
調光レンズを使うにあたって、注意すべきポイントを見ていきましょう。

高速道路での運転には不向き

運転中は車の中にいるので、紫外線が直接当たらず、調光レンズは薄い色のままになります。
しかし、当然車の外は明るいので、目は外からの眩しい光をそのまま受けることに。特に高速道路は、日差しを遮るものがないため特に眩しいです。

短時間の運転なら調光レンズをかけたままでも問題ありませんが、長距離ドライブでは通常のサングラスを使用したほうがいいでしょう。

紫外線量が少ないとサングラスとして使えない

日差しが直接当たらない場合、調光レンズはサングラスとしての役割を十分に果たすことができません。
例えば、先に触れたように車の中だと、目に見える景色は眩しいのに、紫外線がレンズに当たらないため調光レンズは反応してくれません。

また、直射日光ではない照り返しの光も、可視光線量のわりに紫外線量が少ないので、眩しさを抑えられないこともあります。

レンズには寿命がある

先にもお伝えしましたが、調光レンズの効果には寿命があります。紫外線を浴び続けるうちに感光物質が劣化して、変化が鈍くなってくるのです。
だいたい3~4年で、購入時ほどの効果は感じられなくなってきます。

ただし、寿命があるのはどのレンズも同じです。
プラスチックレンズの場合は、どんな商品でも3~5年ほどで交換が必要なため、調光レンズだけが特別寿命が短いというわけではありません。

まとめ

調光レンズはたいへん便利なものです。
しかし、メリットがある反面、もちろんデメリットもあります。両方をよく理解した上で、自分に合ったものを使うのが一番です。

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