偏光レンズとは?使うシーンや購入時の注意点を解説!

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メガネユーザーの中には、釣りやゴルフ、ドライブなどを楽しむ方もたくさんいらっしゃるかと思います。そんなとき、視界がクリアだったらもっと楽しくなりますよね。
また、視界の良さは競技の結果にも大きく影響するのではないでしょうか。

今回は、そんなときに役立つ特殊なレンズ、「偏光レンズ」について解説いたします。アクティブ派のメガネユーザーの方は、ぜひ参考にして下さい。

偏光レンズとは

「偏光レンズ」はサングラスのレンズの一種です。
光を抑えるだけの通常のサングラスとは違って、眩しさや照り返しを抑えてぎらつきを防ぎ、快適な視界を保ってくれます。
強い太陽光の中でもコントラストが明確になり、見るものの形をはっきりと捉えることができるのがメリットです。

まずは、そんな偏光レンズがどんな仕組みになっているのか、解説していきます。

偏光フィルムを挟み込んでいるレンズ

ほとんどの偏光レンズは、2枚のレンズ間に「偏光フィルム」と呼ばれるフィルムを挟み込んでいます。

偏光フィルムには可視光を吸収する「ヨウ素」が含まれていて、反射光をカットするスクリーンやブラインドのような役割を果たします。
レンズの内部で反射光を吸収し、目に届かせないようにするという仕組みです。
そのおかげで視界をちらつかせる邪魔な光がカットされ、見るもののコントラストをはっきりさせることができるのです。

ただし、偏光レンズの効果は永久的ではありません。
偏光フィルムに含まれるヨウ素は、紫外線を浴びると効果が弱まるため、通常3~4年ほどで寿命となります。
また、レンズの間にフィルムを挟み込んでいるという設計上、フィルター層に空気や水分が入り込んで劣化しまうことも。
その影響でレンズが変色・色抜けを起こしてしまった時も、偏光レンズの寿命です。

サングラス・調光レンズとの違いは?

サングラスのレンズは、偏光レンズの他に「UVカットレンズ」「調光レンズ」というものが主流です。

UVカットレンズとは、その名の通り紫外線をカットする効果があるレンズのこと。紫外線から目を保護し、視力の低下や眼病、日焼けを防ぐ役割があります。
サングラスは基本的に全てUVカット加工のレンズを使っていて、偏光レンズもUVカット機能がついているものがほとんどです。

一方調光レンズは、偏光レンズとは違った機能を持っていて、紫外線の量に反応して色が変わります。
太陽光が降り注ぐ明るいところではレンズの色が濃くなり、太陽光が届かない室内では透明に近いレンズに見えます。
そのため、光の強さに合わせてかけたり外したりする手間が不要になる、便利なサングラスです。

調光レンズについては、「調光レンズとは?偏光レンズやサングラスとの違いや色選びを解説」で詳しくご紹介しております。

取り扱いに注意

偏光レンズは、水分・熱・衝撃に弱いという特徴を持っています。

まず水分については、先に少し触れましたが偏光レンズの構造が関係しています。
2枚のレンズの間にフィルムを挟み込んでいるという性質上、水に浸かったり雨に濡れるとレンズの間に水が入り込んでしまいます。
そのため、釣りや海水浴で偏光レンズのサングラスを使うなら、なるべく水にレンズが触れないようにし、万が一濡れてしまった場合にはすぐに水分を拭き取りましょう。

また、熱に関しては全てのレンズに共通する弱点です。
レンズに使われているプラスチックは、高温(60度程度)になると膨張します。
しかし、偏光フィルムやレンズの外側のコーティング素材は膨張率が違うので、その影響で歪みやヒビが入ってしまうのです。
偏光レンズのサングラスは、夏に車中に放置しない、窓際に置かない、お湯で洗わないなど、高温にならないように注意する必要があります。

最後に、強い力がレンズに加わると、レンズの間の偏光フィルムが歪んでしまいます。
フィルムの歪みはそのまま見え方に影響するので、レンズに衝撃を与えることも避けなければいけません。
偏光レンズのサングラスを持ち歩くときはハードケースに入れ、レンズが歪まないように気をつけましょう。

偏光レンズはこんなときにおすすめ

偏光レンズのサングラスは、太陽光が強い真夏やアウトドアシーンで活躍します。
偏光レンズがおすすめなシーンを、具体的に見ていきましょう。

車の運転やサイクリング

日常的に偏光レンズが役立つのは、車の運転やサイクリングのときです。
路面や水面、対向車に反射した太陽光のぎらつきが軽減され、事故防止効果が期待できます。
フロントガラスの光の反射や、ものの映り込みも消えるため、道路状況に集中して運転ができますよ。

また、眩しさを抑えることで目が疲れにくくなるため、長時間の運転にもおすすめです。
太陽光の眩しさや道路のぎらつきがカットされるため、サイクリングにも便利です。

運転やサイクリングに使うなら、眩しさは抑えつつ自然な見え方に近いグレー系や、ブラウン系のレンズがおすすめです。
なお、夜間に運転する際は、視界が暗くなりすぎない、明るい緑や黄色系の偏光レンズが適しています。

釣り

釣りの場面では、偏光レンズが水面に反射する太陽光をカットしてくれるので、水中の魚がよく見えるという効果があります。

特におすすめなのは、ブラウン系・赤系の偏光レンズです。
ブラウン系のレンズには物のコントラストや輪郭線をはっきり見せる効果があります。
赤系のレンズは水の色と相反して、水中のものがよく見えます。
水中の魚影をはっきり見せてくれるので狙いが定めやすくなり、釣りの時にぴったりです。

ウィンタースポーツ

偏光レンズはスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツをする時にも活躍します。直接の太陽光はもちろん、雪に反射するもカットしてくれるので、眩しさがグッと抑えられます。

スピードを出して滑っていると、目が眩んだ拍子に大事故が起こりかねないので、しっかり機能的なサングラスを使うのが大事ですね。
スキーやスノーボードの時には、太陽光をカットする力が強いブルーやグレー系色の偏光レンズがおすすめです。

ゴルフ

ゴルフをする時に偏光レンズを着用すると、芝生の反射光がカットされ、コントラストがはっきりしてコースが見渡しやすくなります。

芝目や地形の見え方が違うとスコアにも影響するので、ゴルフには偏光レンズがぜひおすすめ。
太陽光をカットする機能が高い青やグレー系の他、対象物と背景のコントラストをはっきりさせるグリーン系・ブラウン系の偏光レンズが適しています。

ゴルフ用サングラスについてもっと詳しく知りたい方は、「ゴルフにサングラスが必要な理由とは?選び方・マナーを解説!」を参考にしてみてください。

偏光レンズは「可視光線透過率」と「偏光度」のバランスをチェック

偏光レンズは「可視光線透過率」と「偏光度」のバランスをチェック

偏光レンズを選ぶ際には、「可視光線透過率」と「偏光度」のバランスを考える必要があります。

可視光線透過率は目に見える光を通す割合で、端的にいうとレンズの色の濃さを表します。
可視光線透過率はパーセンテージで表し、数字が小さいほど色が濃く、逆に大きいほど色の薄いレンズです。

偏光度は偏光率と呼ばれることもあり、こちらもパーセンテージで表します。
偏光度が高いほど、雑光(反射光など)をカットする能力が高いです。
偏光度は90%以下と90%以上で区別され、90%以下のものは「偏光機能レンズ」、90%以上のものは「偏光レンズ」と呼ばれます。

基本的に、可視光線透過率が低いレンズほど、偏光度も高くなりやすいです。
例えば偏光フィルムをブラインドだと思った場合、透明のブラインドでは日差しを遮る効果がないのは明らかですよね。
可視光線透過率が高いレンズは明るくて視界が良いですが、その分高い偏光率をキープするのは難しいのです。

どの程度のレンズを選ぶかは好みや使用シチュエーションによりますが、可視光線透過率と偏光度は反比例するということは知っておきましょう。

偏光レンズの色は使用シーンに合わせて選ぼう

偏光レンズの色は使用シーンに合わせて選ぼう

一言で偏光レンズと言っても、色みによって効果は少しずつ異なります。
レンズの色が持つ機能性で、大まかに次の3種類に分けられます。

・グリーン・黄色系
・ブラウン系
・ブルー・グレー系

それぞれの色の偏光レンズの特徴や、使用に適したシーンについて解説していきます。

グリーン・イエロー系は明るく見える

グリーンやイエロー系の色の偏光レンズは、他の色と比較して視界が明るく見えます。
そのため、夜釣りや夕方以降の運転など、視界が暗い時に使うのにおすすめです。

また、グリーン系は対象物と背景のコントラストをはっきり見せる効果もあるので、ゴルフや運転時にも役立ちます。

レッド・ブラウン系ははっきり見える

レッドやブラウン系の色の偏光レンズは物のコントラストをはっきり見せる効果があります。
特に、レッド系の色素が水の色と相反して水中のものが見やすくなるため、マリンスポーツや釣りの時の使用に適しています。

ただし、コントラストが強い景色を見続けると目への負担が大きいので、長時間の着用はあまりおすすめできません。

ブルー・グレー系は自然な見え方

ブルーやグレー系の色の偏光レンズは、太陽光や照り返しをカットして眩しさを抑える効果が高いです。
そのため、強い日差しの中で行うスポーツやスキー、ビーチなどでの使用が特におすすめ。

自然な見え方に近いので、長い時間着用していても違和感がなく、目が疲れにくいのも特徴です。

まとめ

偏光レンズは反射光を抑え、視界をスッキリ見せてくれる便利なレンズ。
運転・釣り・スキー・ゴルフなど、あらゆるシーンで活躍します。

偏光度や可視光線透過率は様々なタイプがあり、レンズのカラーによって得られる効果も違うので、偏光レンズはしっかり特徴を押さえて選ぶ必要があります。

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